アンジン株式会社

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建築について独り言

2021.7.15
先日、建築の勉強会に参加しました。私は好きなものやこだわりがたくさんありますが、「建築」は特別です。美しい建築物をみた時の感動は他には味わえない何とも言えないものがあります。エンターテイメント性や細部へのこだわり、地形や土地の活かし方や自然との関わり方、設計者の意図など、建築の楽しみ方は様々で、勝手に想像しながら楽しんでいます。施主や依頼者の想いや願いを形にする建築の仕事のすごさは言うまでもなく、私には到底出来ない建築や料理を専門にしている方には特に尊敬の念があります。

これまで、出張や旅行の際は建築物や博物館、美術館などたくさんみてきました。旅が終わった後に、こんな建築もあったんだ!ということが無いように事前調査は徹底的にします。歴史やエピソード、設計者の想いなど。現地では建築物だけでなく、その周辺も大事です。なぜその建築物かそこにあるのか、存在意義がきっとあるはずです。

歴史建築も現代建築も材料や技術、性能などみるべきところがたくさんあります。どちらもカッコよく、変わっていくことの面白さもあります。個人的に歴史建築として後世に残したい現代建築は、なんと言っても丹下健三が設計した国立代々木競技場でしょう。その他、谷口吉生、村野藤吾、藤森照信、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエなど好きな建築家がたくさんいます。

さて、鳥取県には誇るべき建築物があります。それは国宝の「三仏寺 投入堂」です。設計者は不詳で平安時代後期に建てられました。険しい登山しないとみることができない建築物です。登山事務所で名前を書き、誓約書にサインしてスタートです。着いた!と思ったら文殊堂や観音堂だったりと、いくつかのお堂を巡り、片道1時間程度で投入堂にたどり着きます。こんな場所に建てたのがすごいの一言です。「安心」「安全」が声高に叫ばれるこの時代に「日本一危ない国宝鑑賞」はいかがでしょうか?


ちょっと宣伝。当社では住宅セミナーを定期的に開催しています。日本や世界中の相当数の建築物をみてきた私だからこそできる内容です。皆さまのご参加をお待ちしています。

最後に、当面の間は海外に行けそうもありません。日本国内にも素晴らしい建築がたくさんあります。是非とも現地でみて感じていただきたいです。リアルで行って見ないと分からないことがたくさんあります。最近はVRでも体験できますが、建築物だけでなくその周りを含めてが建築だと思います。まだまだ私の知らない、いい建築がたくさんあることでしょう。

余談ですが、私自身、屋根と左右対称にこだわった自宅を建てました。建築が好きな方とお酒を飲みながら建築談義が出来れば嬉しいです!