お知らせ
角ハイボールの日に「復刻版 角瓶」
2021.10.7
皆さん、10月8日は何の日かご存知でしょうか?「角ハイボールの日」です。多くの方に愛されている「角瓶」の「角ハイボール」。「角瓶」は1937年(昭和12年)10月8日に発売されました。ちなみに「ハイボールの日」は8月10日。サントリーが8と10でハイボールと読む語呂合わせと、暑い時期に一段と美味しく感じられることから定めたとのことです。
私は「角ハイボール」を自宅で飲みことが多いです。「角瓶」はモルト(大麦麦芽)とグレーン(トウモロコシなどの穀類)でバランスが良く、価格は700mlで1,300円で高くもなく安くもなく、コスパのよいウイスキーです。
当時、サントリーの鳥井信治郎は、日本人の口に合うウイスキーを作ることに命を懸けていました。今でも変わらぬ亀甲模様のガラス瓶。実はこの瓶、鳥井信治郎の長男の吉太郎が必死で探して完成させたオリジナル瓶です。「角瓶」が発売され間もなく吉太郎は病気のため33歳で急死しました。吉太郎自身もきっと無念だったと思います。弛まない懸命に作ったウイスキーと亀甲模様の瓶。10月8日は吉太郎のことを思いながら、有難くいただきたいと思います。
せっかくなので現在の「角瓶」と「復刻版角瓶」を飲み比べます。「復刻版 角瓶」のパッケージにはサントリーの昔の社名の寿屋もアルファベットで記されています。色は現在の「角瓶」より濃いです。当時は白州蒸留所はなく、山崎蒸留所しかなかったので、山崎のバーボン樽、シェリー樽やワイン樽だからと想像します。香りはバニラやレーズンのようで、特徴はピートを感じるスモーキーさが目立ちます。肝心の味はレーズンなどブドウやイチゴを感じ、何よりピートが際立ちます。常温の水や炭酸水を入れると、クセが落ち着き、よりフルーティーさを感じられます。
皆さんはどのウイスキーがお好きでしょうか?毎日飲めるデイリーウイスキーとしては「角瓶」ですね!