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コロナ禍での住宅ローンの現状

2021.10.27
新型コロナウイルスの影響で収入が減少し、住宅ローンの返済に不安を抱える人が増えています。住宅ローンの相談も件数が増えていますし、支払い方も「ボーナスはいつ無くなるかわからないから、ボーナス払いは考えていません」という方もなかにはいらっしゃいます。ローンの借り換えや借入先に条件変更を申し込むなど、返済計画を早期に見直すことが大切です。具体的にどう対応すればいいのかポイントをご案内したいと思います。
今後の返済不安に対応するには、住宅ローンの借り換えが有力な選択肢になります。5~10年前に住宅ローンを組んだ40代の方の住宅ローン借り換え相談が急増しています。金利を少しでも下げるのに加え、疾病保障で万が一のリスクに備えたいというニーズもあります。ただ、借り換えには金融機関の審査がありますので、収入がすでに急減していてローン返済に窮している状況の場合には現実的に難しいことがあります。こうした場合は、借入先の金融機関に返済計画の条件変更を申込むのが有効です。コロナ禍を受けて、金融庁は住宅ローンの条件変更を速やかに実施することや、条件変更時の手数料を無料化することなどを金融機関に要請しており、銀行側も積極的に条件変更に応じています。また、通常はローン返済を延滞すると新たなローンを借りにくくなるが、コロナ禍による負担軽減は信用情報に原則記録しないことになっています。条件変更には2つの方法があります。1つ目は、返済期間を延長し完済まで月々の返済額を軽減する方法です。毎月の返済額は軽くなりますが、返済期間が長くなる分利息を長く払い続けるため総返済額は増加します。2つ目は、返済期間は変更せずに元本の返済を猶予してもらい一定期間利息だけを払っていく方法です。完済までの利息負担はほとんど変わりませんが、一定期間終了後猶予してもらった元金の支払いが上乗せになりますので、月々の負担額は増加します。住宅ローンの見直しは借り換えや条件変更だけではありません。住宅を売却し賃貸に住み替えるのも一つの方法です。2020年12月には、新型コロナの影響で収入が減った個人の住宅ローンを減免する新制度「自然災害債務整理ガイドライン コロナ特則」も始まっています。
住宅ローンを含む住宅費は大きな固定費になります。家計の状況をしっかりと見極め早期に見直すことが欠かせません。
また、これから住宅を購入しようと考えている方々は、これまでの状況とは変化しています。今払えるからではなく、将来の人生設計をしっかり考え、ライフプランを計画し、適正な住宅ローンを組んでいきましょう。

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