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お知らせ

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火災保険 実質値上げへ

2021.11.10
火災保険が実質値上がりすることが報道されました。損害保険大手は割安な10年契約を廃止し、5年ごとの更新に短縮します。対象は2022年10月以降に契約する保険になります。保険料は契約期間が長いほど割安になりますので、契約期間の短縮は実質的な値上げとなるのです。自然災害の頻発で住宅の被害が増え、リスクの予測が難しくなっていることが実質値上げの動きとなった原因と考えられます。
実際にどうかわるか計算してみましょう。一戸建住宅で3,000万円を補償する保険に入る場合、標準的な保険料は5年契約で15.4千円、5年後に17万円10年間で合計32.4千円となります。10年契約では31,4千円となり、5年契約との差額は1万円(3%)高くなります。
影響があるのはそれだけではありません。
損保大手4社の火災保険事業の損益を合計すると、21年3月期まで11年連続の赤字となっています。保険金の支払いが増えているのが赤字の要因で、損保大手は1月に保険料を6~8%値上げをしました。ここ近年3年に一度は値上げを行っています。例えば、5年契約で5年に一度6%の保険料値上げをした場合、10年で12%の値上げとなりますので10年トータル35万円の保険料になります。5年契約で3年に一度6%の保険料値上げをした場合、10年で18%の値上げになりますので10年トータル37万円の保険料です。10年一括払いですと30万円ですので、結構な値上げになるかと思います。今後も保険会社の収支改善のため値上げが続く見通しです。
私たちの負担は益々増えていきそうです。
火災保険は返戻金があるわけではないので、コストでしかありません。コストは安いことが重要です。
2022年10月までの契約に関しては10年契約が可能ですので、お見積りだけでもご依頼ください。