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お知らせ

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雑草魂

2020.10.22
元プロ野球選手・メジャーリーガーの上原浩治さんのお話をうかがう機会がありました。

決して野球エリートではなかった上原さん。中学高校は無名選手。東海大学付属仰星高校では控え投手。一年の浪人を経て、野球が強いとは言えない大阪体育大学へ進学。大学3年時に日本代表になり、その国際大会で注目され、1998年ドラフト1位指名で巨人に入団。その時の入団会見で語った「雑草魂で頑張りたい」。同期の巨人入団は皆が野球エリートで、その人たちに負けたくないという意味で「雑草魂」と語った。

入団直後の1999年の成績は、最多勝、年間20勝、最優秀防御率2.09、最優秀勝率、新人王、沢村賞など賞を総なめ。その負けん気の強い性格は、1999年10月5日の対ヤクルト戦で明らかに。バッターはペタジーニ選手、ベンチから敬遠を命じられた上原さんは命令通り敬遠したのですが、マウンドで土を蹴り、悔し涙を見せる姿が印象的で、今でもよく覚えています。

その後、2009年にはアメリカに渡り大リーグに挑戦。オリオールズに入団。先発→中継ぎ・クローザ―を経験され、2013年のレッドソックス時代にはワールドシリーズ胴上げ投手になるなど輝かしい成績をあげました。2018年には巨人に復帰し、惜しまれながらも昨年2019年5月に44歳で21年間の現役生活を終えられました。

通算成績は、沢村賞2度受賞、トリプル100達成、日本人初100勝をあげ通算134勝、104ホールド、128セーブは世界で2人だけ。

その中でも印象に残った言葉を箇条書きにします。

・野球が好きなので、好きなのに野球ができなかった一年間の浪人時代、プロに入ったら例えケガをしても野球ができる環境だったので、この背番号を思い出せばどんなにつらいことでも大丈夫かなと、どれだけ打たれても次の日にまた野球ができる

・究極に考えるならば命までは取られない、いい思いしたければ頑張るしかない、頑張っていない人は結果が出ない、どっちがいい思いできるか考えれば頑張るべき

・ライバルを作る、ライバルに負けたくないという気持ち、それさえあれば必ず成長する

・引退するまでやってやる、その気持ちが枯れることはなかった、ライバルの存在は大きかった

・求められるとは幸せなこと、必要なければクビと言われる

・メジャーで投げ続けることが目標だったので、メジャーで投げれる舞台があるならどこのポジションでも喜んでやっていた

・先発したいがそれよりメジャーという一番の舞台で役割があるので苦ではなかった

・結果を残すことが大切、やるべきことは皆がそれぞれ違うが、そこで一番になること、結果を出せばいい思いできる

・自己管理が大切、お酒を控える、食事も考えて、体調が良ければいい仕事ができる

・求められる仕事のためにどう自分をいい状態にコンデションしていくのか常に考える

・自分に何が出来るのか、野球しかない