お知らせ
ねんきん定期便
2020.10.26
アンジンの柏木です。
10月15日のことですが倉吉市内にあるお寿司屋さんへ昼食に行くと満席で入れない状況でした。
年金支給日がこの日でしたので、その影響もあったのかもしれません。2か月に一度の年金を受給される方にとっては楽しみな日なのでしょう。
さて年金受給者以外の方でご自身の年金がいくらもらえるかご存知でしょうか?
2019年に老後2000万円問題もあってか、当社へご相談いただく内容の上位に「年金(老後の資金)」があります。
内閣府の世論調査でも年金制度のどのようなことに関心がありますかの回答第1位は「自分が受け取れる年金額」です。
年金額を知る手段のひとつは毎年の誕生月に届く「ねんきん定期便」で、ねんきん定期便は毎年約6,500万人の方へ送付されていて約65億円の予算が使われています。
予算の原資は保険料からまかなわれています。
「今後年金が減らされる」「受給年齢が引き上げられる」と心配される方もいらっしゃる中、そこに65億も使うとは…との声が聞こえてきそうです。
ですが、それだけのお金を使って届けられる、ねんきん定期便をぜひ活用してほしいとも思います。
ねんきん定期便は35歳と45歳の方を除いて圧着ハガキで届きます。
50歳以上の方は将来もらえる年金の見込額が記載されています。
あくまで60歳まで継続して加入を前提とされた金額です。
50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた年金額」が表示されています。
これはその時点での加入実績をもとにした金額なので「え、こんな少ないの!?」と驚かれる方もいるかもしれません。
将来もらえる年金の予定額は記載されていないので、簡易的にもらえる額の計算式をお伝えします。
(1)「これまでの加入実績に応じた老齢基礎年金額」+(60歳-現在の年齢)×2万円
(2)「これまでの加入実績に応じた老齢厚生年金額」+(退職年齢-現在の年齢)×平均年収の0.5%
退職年齢は60歳退職予定の方は60歳、頑張って70歳で退職予定の方は70歳を入れてください。
平均年収は現在から退職までのおよその平均年収を入れてください。
(1)と(2)を足した金額がもらえる年金の見込額となります。
ただし、あくまでざっくりとした計算なので目安程度としてください。