アンジン株式会社

山陰を拠点とする成果にこだわるFP事務所

お気軽に相談、お問い合わせください

0858-24-6260
お知らせ

お知らせ

住宅ローンは固定金利と変動金利どちらを選べばいい?

2022.2.14
住宅ローン減税の期間も再延長され、コロナ禍で先延ばしにしていた住宅購入を低金利の今、検討しようかな。
そんな事を考えている方も多いと思います。
ここで一つ、最近飛び込んできた住宅ローンのニュースについてみていきたいと思います。
「住宅ローン固定金利の引き上げ」です。

今月から10年固定型の基準金利が、三菱UFJ銀行年3.49%、三井住友銀行年3.5%、みずほ銀行年2.8%等、2015~16年以来の高水準になりました。
アメリカが行き過ぎな物価上昇を抑えるために、政策金利を引き上げる方針を見せ、日本にもその金利高の影響がでているそうです。

その上げ幅は三菱UFJ・三井住友0.1%、みずほ0.05%です。
ここで、0.05~0.1%の引き上げが毎月のローン返済額にどれくらい影響が出るのかをみていきたいと思います。

〇3,000万円の住宅ローンを組む場合(借入期間35年、年収450万円、ボーナス払い無しの場合)
[年1.0%] 月々返済額:84,686円 年間返済額:1,016,229円
[年1.1%] 月々返済額:86,091円 年間返済額:1,033,092円
→月々返済額の差は1,405円、年間返済額の差は16,863円、35年間で差額は590,205円

上記の例は概算ですが、0.1%でも年数が重なると大きな金額になりますね。
ただ、月千円程であればそんなに大きな負担ではないと感じるご家庭もあるかと思います。

ちなみに変動金利型は当面引き上がる事はないようです。
固定金利型の金利は日本の長期金利を基準に、変動金利型の金利は日本の政策金利を基準にしているのですが、この政策金利が2016年以降0.1%から変わっていないため、固定金利型に対し変動金利型は変動が無いようです。
今後も日本銀行の黒田総裁は現時点では政策金利を変更する気はない、金融緩和を修正する必要はないと示しているため、変動金利型の金利引き上げは無いと推測できます。しかし、あくまでも当面の間です。

では結局、固定金利と変動金利はどちらを選べばいいのでしょうか?
ご家庭により、収入、生活水準、家族構成、考え方は異なるので一概にどちらがいいとは言えませんが、軸となる判断基準は、どれだけリスクを許容できるかです。

実際に将来の収入支出をシミュレーションしてみると、これだけリスクをとっても大丈夫かもしれないと可視化できると思います。
もし悩んでいる方は各種シミュレーションも承りますので、お気軽に当社へご相談ください。

また住宅のことについて更に詳しく聞きたいという方は、今月の松江20日、米子23日、倉吉26日、鳥取27日にございます住宅セミナーにお越しいただければと思います。