アンジン株式会社

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お知らせ

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いつまで値上げが続くの!?

2022.7.25
アンジンの柏木です。
7月になりましてパン、食用油、アイスなど様々な食品が値上げをしています。
電気代も値上がり、ガソリンも高止まり。
給料は上がらないのに生活が苦しくなる!どうしてくれるの?と参議院選挙でも争点となった物価高騰。
いつまで続くのでしょうか?

7月7日の日本経済新聞の記事に米国原油先物が節目となる1バレル100ドルを下回り、
ウッドショックで高値で推移していた木材も米先物価格は直近のピークだった3月上旬に比べ56%も下落。
ウクライナ危機で供給不安の高まった小麦も、今年は米国の小麦の収穫が例年より進んでいるなど徐々に落ち着いてきていてるようです。

原因としては、世界の各国の中央銀行が引き締め政策を実行していて、景気後退懸念もあるからですが、
とはいえ来月にも値下げをするのかというとそういうわけではありません。

ガソリン価格においては政府が補助金を出しています。
補助金がなければ1リッター200円以上もする状況ですので、さらに2割以上原油価格が下がらないと実際の店舗では安くならないわけです。
他の価格にしてもピークアウト感はあるものの、依然高水準で推移していることもあり、値上がりは抑えられても値下がりに転じることは現在のところ想定できません。

最近は急激な値上げで「物価高騰」という言葉が身近となり、体感することとなったのですが、長い時間で考えると物価というのは値上げが続いてます。
これを「物価上昇」通称インフレと言います。
インフレは悪者ではありません。
物価上昇がおこり、値上がりした分を給料に転嫁できるようになると景気は好循環となるので、日銀は毎年2%のインフレを目指しています。
ですので、日銀の方針が変わらない限りずっと値上げが続きますから、物価上昇に家計も対策が必要となってくるわけです。