お知らせ
家と保険を買う基準
2023.3.20
アンジンの柏木です。
桜も開花する季節となり、徐々に暖かくなってきました。
今年は燃料代の高騰もあり電気代も高く、いつものように暖房器具を使うということにためらわれた家庭もあったのではないでしょうか。
我が家もそれに漏れることなく、エアコンの温度やこたつの活用など節約をかなり意識させられました。
さらに来年以降も電気代が高騰するかもしれないことを考えると、節約するというよりは根本的に家が暖かくできないのかと考えるようになり、私の性分なんでしょうが、いろいろと調べていくことに。
少しでも家の断熱効果が高められることはないのかということから始まり、最終的には家づくりに大切なのは何なのかまで調べるようになりました。
そうしていくと家づくりと保険の見直しに共通点があるように思えたのです。
どういうことかと言うと、買う基準や考え方です。
保険を考えていく上で大切なのこと、まずは「目的」です。
何のために保険に入るのか?死亡時の家族の生活費でしょうか、入院した時の治療費でしょうか。
そのために必要な最低保障の金額はいくらなのか?いつまで必要なのか?
次に「今すでにある保障」はどのくらいあるかです。
健康保険や厚生年金、住宅を購入された方ですと団信などです。
そして「不足している保障」に応じて民間の保険会社から足らない分の保険を買う。
そうすることで無駄のない保険に入ることができます。
その上でもっと保障の金額があった方が安心、こんな保障も欲しいなど価値観や要望に合わせて上乗せするといった考え方です。
家も同じかと思います。
まずは「目的」です。
保険と違うのは「住む」という明確な最低限の目的があるので、そう考えると「安全」「快適」を基準とするとわかりやすくなります。
そして何年住む予定なのか?10年でしょうか、30年でしょうか、それ以上でしょうか。
その期間「安全」「快適」を担保できる家が最低限の「住む」という目的を果たせるわけです。
「安全」とは災害に強いことです。基準のひとつが耐震性能になります。
「快適」とは冬暖かく、夏涼しいです。断熱性能と気密性能です。
どちらも数値で比較でき、明確な基準があります。
耐震性能は耐震等級、断熱性能と気密性能はZEH、HEAT20のG1、G2など。
何十年住むといった長期での住宅を考えると断熱性能と気密性能は初期にかかる工事費に数十万円かかりますが冷暖房費の削減分とトータルでみて何年で初期工事費が回収できるかを考えます。
そして基準に当てはまる会社の中から、その上でデザインや間取り、こんなところも欲しいなど価値観や要望に合わせて上乗せするといった考え方です。
家については専門家ではありませんが、保険と同様に各社の謳い文句に惑わされて結局どこをどう選べば良いのか分からなくなってる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
家も保険も人生において高い買い物なのに案外わかっていないことが多く、知らないと損してしまいます。
そうならないよう知っておくことは大切ですね。