アンジン株式会社

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株価下落とコーチ

2024.8.5
柏木です。
先週、アメリカの経済指標が市場の予想を下回ったことで、景気後退の懸念からニューヨーク市場では大幅に下落しました。
それを受けて、東京市場でも、アメリカの景気が悪くなれば日本にも影響するのではという思惑から、日経平均株価が一時2000円以上大幅に値下がりしました。

株式会社バイアンドホールド調べによると、新NISAになってから半年間の実態調査で、個人投資家の投資先は個別株(日本株)が投資信託(全世界株)、投資信託(米国株)を抜き、43%とトップになっています。
下落局面では、個別株は特に値動きが激しくなりやすいので、投資を継続することができるのか気になるところです。
というのも行動経済学において、人は下落の恐怖に耐えるのは難しいと言われています。
自分自身でネットやSNS、Youtubeで言っていることを真に受けて一人で投資をされている方は、投資した金額がマイナスになっていく恐怖と一人で戦わなくてはなりません。
SNSやYoutubeの情報発信者はあなたの相談相手ではないからです。
こういう時こそ専門家に相談できるという環境は大切です。
テニスやゴルフのプロはプロであっても何人ものコーチをつけています。
プロであってもではなく、プロだからこそかもしれません。
ですが素人よりも少しわかる程度の知識がついた人こそに過信し、一人でできると思い失敗してしまいます。
であれば最初からサポートしてくれる人がいればよかったのでは?と思えたことが多くの方の中でこれまで何度もありました。

アメリカではかかりつけ医ならぬ「かかりつけファイナンシャルプランナー」がいます。
それが全てではありませんが、個人金融資産の推移を比較すると、
1999年から2023年の24年間で、日本の個人金融資産は約1.4倍増えたことに対して、アメリカは約3.3倍も増えています。
100万円が140万円になるのと、100万円が330万円になるのでは全然違います。
最近日本でも特に東京では相談できるファイナンシャルプランナーがいるという方が増えているそうです。
それでも、まだまだ少ないですし、東京に比べ地方では全然浸透していません。

今回の下落がいつまで続くのかわかりませんが、下落は安く買う事のできるチャンスです。
情報がすぐに手に入る、または相談できる環境があるのかないのかの差が出るのはこういう時ではないでしょうか。