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年金制度の給付水準が下がりすぎないようにして今後100年続く理由
2024.9.9
今年7月3日に、5年に1度の公的年金の「定期健康診断」とも呼ばれる財政検証の結果が発表されました。
その検証結果によると、今後100年間は年金の給付水準が下がりすぎないように継続していけることが分かったそうです。
テレビや新聞等のメディアで年金額が下がっているというニュースを見ると、年金制度はこれからどうなるか分からないから不安…と思う方も多いかと思います。
今後100年は続くと発表され、少し安心されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、なぜ給付水準が下がりすぎないように継続できることが分かったのでしょうか?
それには、2つの理由があります。
1つ目は、日本人がより多く働きだしたことです。
少子高齢化と言われる中ですが、実は2013年から2023年の10年間で就業者数は400万人増えているんです。特に女性や高齢者の労働参加が進んでいるからと言えます。
そして2つ目が、年金積立金の運用が好調なためです。
年金積立金は、年金支払額がを不足した場合に不足分を補うためにあります。
そして、おおむね100年かけて使っていく想定のため、年金積立金は債券や株式などで資産運用されているんです。
今の運用収益はなんと160兆円!
2001年から運用が始まった年金積立金は、増えた収益も含め全体でおよそ250兆円あります。
この2つの理由から、年金制度は今後も長く続いていくようです。
続くと分かったとしても、実際いくら受け取れるのか不安という方は「ねんきん定期便」を使って、将来の受取年金額を試算してみるのもいいでしょう。
想定年金額が分かった後には、ライフプランを作成するのもお勧めです。
ぜひお試しください。