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同じ年収でも貯蓄額に大きな差がつく理由

2026.2.1
金融経済教育推進機構が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(2024)」の単身世帯調査によると、

[貯蓄ゼロの人と1000万円以上の人の割合]
・30代:年収300~500万円未満…貯蓄ゼロ26.3%、貯蓄1000万円以上15.0%
    年収500~750万円未満…貯蓄ゼロ19.6%、貯蓄1000万円以上27.5%

・40代:年収300~500万円未満…貯蓄ゼロ28.8%、貯蓄1000万円以上20.2%
    年収500~750万円未満…貯蓄ゼロ8.9%、貯蓄1000万円以上59.9%

30代で年収500万~750万円未満の一人暮らしで、貯蓄が1000万円以上ある人の割合が27.5%に対して、貯蓄ゼロの人が19.6%もいます。
他の年代・同じ年収帯であっても、貯蓄ゼロの人が一定数いる一方で、1000万円以上の資産を築いている人も少なくありません。
「収入が同じなのに、どうしてここまで差がつくのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。
実際に家計管理や資産形成の相談を受けていると、貯まる人と貯まらない人には、いくつか共通する“行動パターン”が見えてきます。


1. 「自然に貯まる仕組み」を持っているか
貯蓄ができない人の多くは、「余ったら貯めよう」という考え方をしています。
しかし、物価上昇や誘惑の多い中、意志だけでお金を残すのは難しいものです。
一方で、貯蓄が進んでいる人は、「先に貯めて、残りで生活する」という仕組みを作っています。
- 給与日に自動で積立預金へ移す
- NISAで毎月一定額を自動積立
- 生活費口座と貯蓄口座を分ける
こうした“自動化”があると、意志力を使わずに貯蓄が進み、結果として、同じ収入でも数年後には大きな差が生まれます。


2. 固定費の最適化が長期的な差を生む
節約というと「食費を削る」「買い物を我慢する」といったイメージが強いですが、実は最も効果が大きいのは固定費の見直しです。
<固定費の例>
- 家賃
- 通信費
- 保険料
- サブスク
- 習い事
これらは一度見直すだけで、翌月以降も効果が続きます。
例えば、月5,000円の削減でも
- 年間6万円
- 10年で60万円
という大きな差になります。
貯蓄ができている人ほど、定期的に固定費を棚卸しし、不要な支出を排除しています。


3. 少額でも「積立投資」を取り入れている
貯蓄が多い人の多くは、投資を“特別なもの”ではなく“生活の一部”として取り入れています。
とはいえ、最初から大きな金額を投じているわけではありません。
- 月3,000円
- 月5,000円
といった少額からスタートし、慣れてきたら積立額を増やすという人がほとんどです。
また、値動きに一喜一憂せず、
「長期で育てる」
という視点を持っている点も特徴的です。資産形成は“時間”が最大の味方。少額でも早く始めた人ほど、将来の選択肢が広がります。


4. 「良い貯蓄」と「悪い貯蓄」
貯蓄額が多ければ良い、というわけではありません。
● 悪い貯蓄
- 目的がない
- 不安だけが増える
- 必要な場面でも使えない
● 良い貯蓄
- ライフプランに基づいて必要額を設定
- 目的に向けて淡々と積み上げる
- 必要な支出には迷わず使える
貯蓄は“量”ではなく“目的とのバランス”が大切です。


5. 今日からできる3つの行動
最後に、誰でもすぐに始められる行動をまとめます。
① 固定費の棚卸し
クレカ明細・口座引き落としをチェックし、不要な支出を削減。
② 自動積立の設定
「先取り貯蓄」を仕組み化する。
③ 月1000円の積立投資
少額でOK。投資の“経験値”を積むことが重要。


<まとめ>
同じ収入でも貯蓄額に差がつくのは、才能でも我慢強さでもなく、日々の行動の積み重ねと仕組み化の違いです。
仕組みを整えれば、誰でも「貯まる側」に回れます。
今日の一歩が、未来の安心につながります。