お知らせ
7年8カ月続いた安倍政権から菅政権へ
2020.9.17
暑さが落ち着き始め、朝晩の涼しさを感じるようになりました。
この時期の秋空や夜空が澄んでとても美しいです。
二十四節気では、「白露」と言います。
夜の間に大気が冷えてきて、草や木や花に朝露が白く輝いて光って見えることを古の人は「白露」と表現しました。
さて、皆さまもご存知の通り安倍首相(当時)は先月28日夕方、持病の悪化から辞任する意向を表明され、その日から2、3日で自民党総裁選の情勢がほぼ決まりました。
ニ階幹事長について賛否両論あるかもしれませんが、政局観やスピード感、したたかさ、事前準備、空気感、間(ま)、度量の大きさなど、ものすごい腕力があると感じております。
そして、先日14日の自民党総裁選挙では、菅官房長官(当時)が新しい総裁に選出されました。
去る16日には内閣が総辞職し、衆議院・参議院の両院で臨時国会が召集され、菅氏が第99代の内閣総理大臣に選出されました。
菅新首相には新型コロナウィルス対策、経済再生、外交・安全保障、安倍政権で大きく前に進んだ拉致問題など、山積する課題に大胆かつ細やかな舵取りを期待したいと思います。
ところで、安倍首相の評価について、日本国内のメディア、その報道を疑わなかった国民と諸外国との間には大きなかい離があります。
安倍首相(当時)退任発表後の世論調査では、支持率が急上昇しました。
いずれにせよ、歴史上において世界から称賛される日本国の首相は安倍前首相が初めてではないでしょうか。
在任期間中の5回すべての国政選挙で勝ったことで求心力を高めたことが大きかったでしょうか。
長く続けることで久々に日本の国際社会での立ち位置が変わりました。
また生活の基盤である経済については、アベノミクス、とくに「異次元緩和」で低迷していた株価を2倍まで引き上げたり、GDP約50兆円の増大、これはGDPの6割は個人消費であり、消費の源泉である給与に直結するもので、素晴らしい成果です。
また、雇用・求人を増やすという観点でも大きな成果をあげました。
一方、アベノミクスの3本の矢の一つの成長戦略が振るいませんでした。
財政赤字の増大、森友・加計学園問題、桜を見る会、検察官定年延長問題の明るみにより、公文書の管理や進め方については問題があったと考えざるをえません。
事実は分かりません。
報道するマスコミや受け止める国民にも問題はあるとは思いますが、疑念を抱かれること自体が進め方に問題があったのではないかと考えます。
だからといって、これまでの7年8カ月安倍政権が実行してきた成果を完全に無にするものではない、ダメだというわけではないと考えます。
いいものはいい、ダメなものはダメ、是々非々できちんと評価すべきです。
100点満点なんてありえなく、安倍前首相は及第点以上だと私は思います。
2012年12月の総選挙で、自民党が旧民主党を破って以降、混迷した国内外情勢の中、
7年8カ月にわたる長期政権では重責を務められたことに、私は敬意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。今後は体調の回復にお努めいただきたい思います。
この時期の秋空や夜空が澄んでとても美しいです。
二十四節気では、「白露」と言います。
夜の間に大気が冷えてきて、草や木や花に朝露が白く輝いて光って見えることを古の人は「白露」と表現しました。
さて、皆さまもご存知の通り安倍首相(当時)は先月28日夕方、持病の悪化から辞任する意向を表明され、その日から2、3日で自民党総裁選の情勢がほぼ決まりました。
ニ階幹事長について賛否両論あるかもしれませんが、政局観やスピード感、したたかさ、事前準備、空気感、間(ま)、度量の大きさなど、ものすごい腕力があると感じております。
そして、先日14日の自民党総裁選挙では、菅官房長官(当時)が新しい総裁に選出されました。
去る16日には内閣が総辞職し、衆議院・参議院の両院で臨時国会が召集され、菅氏が第99代の内閣総理大臣に選出されました。
菅新首相には新型コロナウィルス対策、経済再生、外交・安全保障、安倍政権で大きく前に進んだ拉致問題など、山積する課題に大胆かつ細やかな舵取りを期待したいと思います。
ところで、安倍首相の評価について、日本国内のメディア、その報道を疑わなかった国民と諸外国との間には大きなかい離があります。
安倍首相(当時)退任発表後の世論調査では、支持率が急上昇しました。
いずれにせよ、歴史上において世界から称賛される日本国の首相は安倍前首相が初めてではないでしょうか。
在任期間中の5回すべての国政選挙で勝ったことで求心力を高めたことが大きかったでしょうか。
長く続けることで久々に日本の国際社会での立ち位置が変わりました。
また生活の基盤である経済については、アベノミクス、とくに「異次元緩和」で低迷していた株価を2倍まで引き上げたり、GDP約50兆円の増大、これはGDPの6割は個人消費であり、消費の源泉である給与に直結するもので、素晴らしい成果です。
また、雇用・求人を増やすという観点でも大きな成果をあげました。
一方、アベノミクスの3本の矢の一つの成長戦略が振るいませんでした。
財政赤字の増大、森友・加計学園問題、桜を見る会、検察官定年延長問題の明るみにより、公文書の管理や進め方については問題があったと考えざるをえません。
事実は分かりません。
報道するマスコミや受け止める国民にも問題はあるとは思いますが、疑念を抱かれること自体が進め方に問題があったのではないかと考えます。
だからといって、これまでの7年8カ月安倍政権が実行してきた成果を完全に無にするものではない、ダメだというわけではないと考えます。
いいものはいい、ダメなものはダメ、是々非々できちんと評価すべきです。
100点満点なんてありえなく、安倍前首相は及第点以上だと私は思います。
2012年12月の総選挙で、自民党が旧民主党を破って以降、混迷した国内外情勢の中、
7年8カ月にわたる長期政権では重責を務められたことに、私は敬意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。今後は体調の回復にお努めいただきたい思います。