アンジン株式会社

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ユニクロの戦略と柳井さんの突き刺さる言葉

2021.4.1
今日から4月。
様々な制度などが改定され、価格が改定されるタイミングでもあります。
その中で生活者にとっての関心事は値上げです。
小売業者には消費税分を含めた総額表示が義務付けられことや、様々な理由により、多くの企業は値上げをするということです。

新型コロナウイルスの第4波は間違いなく来ると予想しています。
今後は企業の倒産、廃業、そしてそれに伴う失業者の増加が見込まれます。
家計は先行きの所得減少、雇用が悲観的になっているこのタイミングで値上げは、家計の個人消費をより低下させるものと思われます。

注目しているのはファーストリテイリングの値下げ戦略です。
傘下の衣料品大手のユニクロとジーユーはすでに312日から全商品を実質的に約9%値下げしています。
従来の税抜き価格をそのまま税込み価格とすることで、実質的に約9%の値下げという理屈です。

今年の2月にはファーストリテイリングの時価総額は10兆円を超え、アパレル製造小売業で世界一の ZARAを展開するインディテックスを超え世界一になりました。
柳井さんは売上高には興味があるが、株価には全く興味がない、株価は変えれないが、売上高は経営で変えれることが出来る、とおっしゃっていたのを聞いたことがあります。
実際に柳井さんにはお会いしたことはありませんが、柳井さんの本や記事から、たくさんの事を学ばせていただきました。
何度も何度も折れそうになった時、柳井さんの言葉が支えてくれました。



・十回新しいことを始めれば九回は失敗する。

・私も多くの失敗から学び、経験し、そしてようやく一勝を挙げた。

・誰も期待しないのであれば、少なくとも自分が自分に期待しないといけない。

・自分に期待すれば、どんな人でもいろんな夢を持って、実現できる。「ひょっとしたら自分はこういうことができるんじゃないか」って僕は思えたからいまがある。

・誰にでも得意な分野があるはず。必死になって10年間磨いていったら、必ず活路は拓ける。

・高いハードルを設けて、そこに到達する方法を考え抜くこと。これが会社や個人の成長につながる。目標を作ってそこを目指さない限り、到達できないし、目標がない限り衰退すると思いますね。

・「できない理由」を考えるために考えるのではなく、僕は「できる理由」を考える。どうやったらできるかを考え、着々と実行していけばできる。

・人間はいつか死ぬ。生きているうちが花なのだから、生きているうちに何かやったらどうですか。

・ユニクロでいちばん発言力のある人、それは社長ではなく、お客様です。

・やってみないとわからない。行動して見る前に考えても無駄です。行動して、考えて修正すればいい。

・エネルギーがある若いうちに徹底的に勉強して、徹底的に実行することが財産になる。自分で判断する場面をたくさん経験しないと、成長していけないと思う。

・勉強するかしないか。勉強しない限り、あとは衰退するだけ。ベテランになればなるほど、駄目になる。それは勉強しないから。

・達成感が非常に大切なんです。腰を据えて一つひとつの仕事をやりきる。このやり遂げた積み重ねで、人は成長していきます。ですから必ず、どんな小さなことでもいいですからやりきってください。

・自分のやっていることが、間違っているのではないかと、いつも考えるべきです。経営、店舗、商品、人事などについて、日頃から根本的に否定していくことです。ずっと自己肯定が続くと、時代とズレていき、ある日、気づいたら手遅れだった、ということになりかねない。昨年売れた商品が、今年も売れるという保証はない。もちろん、経営の本質的な部分は通用しますが、表面的な方法は変えなければなりません。

・僕が一番大事にしているのは「真・善・美」です。商売の利害といったものよりも人間の良識を大事にしたい。今あなたがやっていることは社会のお役に立っていますかと考えることが大事です。

Business=Execution
ビジネス=実行です。ビジネスは、勉強とは違います。
勉強しても、できなければ意味がない、それがビジネス。

・経営とはいろいろな人が集まって、自分の一番の強みを活かすことだと考えています。うちの社員にもよく言っているのですが、いまできるとか、できないということではなく、「自分としてこうありたい」「これがしたい」ということを思い描かなければいけない。人は高い目標があるほど頑張ろうと努力します。ですから、私の役割は目指すべき理想の会社とか、理想の商売を描くことだと考えています。

・経営者にはある種の覚悟が必要だと思いますし、熱の無い人はダメですよ。クールと熱がないのをはき違えて、淡々と偽紳士みたいにやっている人はダメ。