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ラグビー観戦から東京オリンピック・パラリンピックを考える

2021.5.27
先週は東京、神奈川に7日間滞在しておりました。滞在中は鳥取にいる時以上に、手洗い、消毒をこまめにし、検温を1日7回(6時、9時、12時、15時、18時、21時、24時) 、会食一切なしの滞在です。ちなみに百貨店に行った際の検温では32.3度という記録的な数字が出ました。正確に測れていないとは思いますが…


さて、滞在最終日は東京・秩父宮ラグビー場で行われたラグビートップリーグ2021決勝を観戦してきました。開場の1時間前に着き、試合前の雰囲気を楽しんでいました。


パナソニックワイルドナイツは今季で引退し医師の道を歩むことになった福岡堅樹選手、サントリーサンゴリアスはニュージーランドオールブラックスのヴォーデン・バレット選手など、両チームとも日本代表メンバーが多数おり、ラグビーファンにとっては最高の試合です。



試合は終始リードしていたパナソニックが、終盤のサントリーの猛攻をしのぎ、一度もリードを許すことなく31-26で優勝しました。この大会は日本ラグビーフットボール選手権大会も兼ねていたので、パナソニックは日本一強いチームということです。


福岡選手にとっては引退試合になり、唯一経験のなかった日本一を最後の引退する試合でチーム全体で勝ち取ったという、まるでドラマのようです。

メインスタンド中央の前列からの観戦は、スクラムやボールの音、選手や審判の声がよく聞こえてきました。また、メインスタンド後方のベンチ入りしていない控え選手の大きな声が聞こえてきました。特にパナソニックの選手は元気で明るく、仲間を励ます声が多く、一体感があるチームだなと感じました。



福岡選手の生での観戦は3回目ですが、いずれも福岡選手がボールを持った時の会場全体に漂う空気感、期待感は言葉では言い表せないくらい心地いいものでした。トライだけでなく、タックル、ジャッカル、ハイボールキャッチ、キックも素晴らしい選手でした。多くの方が2019W杯のスコットランド戦の独走は記憶に残っていることでしょう。強靭な肉体と弛まない精神力の福岡選手ですが、これまで怪我で苦しんだ時期があるので、患者さんに寄り添える医師になることでしょう。試合後のインタビューの穏やかな表情でお話しする姿から、やり切ったんだなぁと感じました。今後は医師としてピッチ上で倒れている選手に誰よりも早く駆けつける姿が見れるのかなと。福岡選手、お疲れさまでした。


さて、東京オリンピック・パラリンピックの開催の有無について多くの意見が聞こえてきます。緊急事態宣言下においても、大規模なスポーツイベント、大相撲、野球、サッカー、ラグビーなどは人数制限や感染対策をして毎日のように行われています。規模が違ったり、外国から選手など関係者が来日するなど違いはありますが、これはオリンピックが必ずしも出来ないということではないのでしょうか。五輪関係者などが海外から約7万人が入国すると言われております。開催反対の意見は、さらなる感染拡大、医療機関へのさらなる負担増、業種間の不公平感、政府やIOCの発言への反発があります。世論調査では、メディアによる差異はあるものの6~8割の人が延期あるいは中止という意見です。予定通り実行を望んでいる人は少数派です。
いずれにせよ、0-100ではなく、問題点を明確にし、一つ一つの問題を多くの国民が納得できる説明をし続けること、そして民主主義の根幹である多くの声を聞くということを切に望みます。また、国民一人一人も、多数派が必ず正しいとか、メディアや専門家からの情報を鵜呑みにすることなく、情報は自身の頭で考えて処理することが大切なのではないでしょうか。